上咽頭炎、後鼻漏の効果的な3つの治療方法

2017年11月12日

上咽頭炎や後鼻漏と診断されて内服薬を出されることも多々あると思いますが、筆者の経験上、内服する薬は効かないと感じています。

私の場合西洋薬のみならず、東洋医学である漢方も効かない状態でした。

薬が効かなかった原因として既に慢性化してしまったことが1つの要因かもしれませんが、薬を服用しても治らない場合、上咽頭炎や後鼻漏を治すためには以下の3つの治療法が効果的であると考えています。その3つの治療方法について順次説明していきたいと思います。

塩化亜鉛溶液やルゴール液の直接塗布

いわゆるBスポット治療と呼ばれている治療方法です。上咽頭炎の患部に直接、治療効果の高い液体薬品、基本的には塩化亜鉛溶液を塗布する方法です。

塩化亜鉛とは収れん作用(タンパク質を変性させ組織や血管を収縮させる作用)をもつ薬品で、治療のメカニズムとしては、直接薬品を患部へ塗布することによって組織を“焼いて”消炎する効果があります。

Bスポット治療については、別のページで詳細に説明しますので、そちらをご参照下さい。

口内炎薬の直接塗布

口内炎に使用されるくすりには、殺菌成分・消毒成分・抗炎症成分などが含まれており、同じくBスポットに炎症を起こしている部分を鎮めるという意味では、効果が期待できるケースがあると思います。

口内炎を抑える代表的な成分が「トラネキサム酸」「アズレンスルホン酸Na」「リゾチーム塩酸塩」です。但し、リゾチーム塩酸塩は鶏卵によるアレルギーを起こしたことがある方は禁忌なので、注意して下さい。
どちらも抗炎症成分ですし、また粘膜を保護する作用のあるビタミンB群を食事やビタミン剤で補給することで、症状を軽くします。

消毒成分としては、アクリノール、セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩酸塩、ヨウ化K、ヨウ素です。侵入した細菌などに消毒作用を示し、増殖を抑制したりします。

生薬成分として、シコンエキス(消炎作用のほか、真皮や粘膜を修復する作用があるとされる)、キキョウエキス(抗炎症作用)、ヒノキチオール(殺菌作用)が含まれている塗り薬もあります。

このように口内炎の薬は、上咽頭部の炎症にも効きそうな成分が多く含まれています。しかも口腔内という粘膜に塗付する薬ですから、咽頭部に塗っても安全な薬であると言えます。

但し、これも上記、塩化亜鉛と同様、直接塗布で患部へアプローチしないといけないため、その技術を体得する必要があります。※別ページで説明します。

スチームによる鼻粘膜粘液繊毛輸送機能の改善

鼻うがいではかなりハードルが高いですが、温かいスチームにより上咽頭部の粘膜機能を向上させて、治癒させる治療方法です。

よく濡れたタオルを電子レンジで温めてから、鼻に当てると鼻や喉の奥がスッキリします。鼻づまりの時などでも有効ですが、温かい蒸気が上咽頭内にも広がり、血行促進と水蒸気による刺激が繊毛輸送機能をアップさせるからです。

上咽頭炎の他に、花粉症や風邪を引いて鼻水が出た場合でも、一回5分間だけで、半日鼻水がピタリと止まる場合もあります。後鼻漏、喉の奥に鼻水が落ちていくあの感覚から解放されるケースもあり、簡単に上咽頭部までアプローチできるので、スチームでの治療も選択肢に入れるのは大いにアリだと思います。

但し、問題はなかなか粒子の細かいミストを、一定温度で作り出すことが難しいことです。レンジで温めたホットタオルも2分もすれば冷めてしまいますので、ミストを発生させるマシンを使用するのが良いと思います。

 

 

このマシンですと、“生理食塩水”を使用することが可能です。

あと43℃・5ミクロンのきめ細かいソフトなミスト(スチーム)で、のど・鼻を温め、潤しスッキリさせることが可能。うがいでは届かないのどの奥に潤いを与えることができます。

プールで鼻から水が入るとかなり痛みますが、それは塩分濃度が体液と異なるため、浸透圧の差が発生し鼻の粘膜に対しての強い刺激となるためです。また、そのため鼻粘膜部分に生理食塩水を使用しないと粘膜機能低下する恐れもあります。

一方、鼻うがいで生理食塩水を使用したことがある方ならば分かると思いますが、生理食塩水を鼻から入れても全く痛くありません。
ちなみに生理食塩水は0.9パーセントの食塩水です。つまり1リットル(1キログラム)の水に9グラムの食塩を混ぜれば簡単に作ることができます。

生理食塩水を使用できることによって体液と同じ濃度なので、むせたりする刺激が少なくスムーズに吸引できますし、さらに鼻粘膜粘液繊毛機能にプラスに作用することが「生理的食塩水エアロゾルの鼻粘膜粘液繊毛輸送機能に及ぼす影響について」という三重大学の学術論文で発表されています。

ということで、生理食塩水のミストを鼻からゆっくりと吸い込むことによって、ナチュラルな方法で咽頭部の鼻粘膜粘液繊毛輸送機能も改善できる可能性が高まります。

ちなみに、使用する塩は、「味塩」とか「ミネラル入りの自然塩」ではなくて、塩化ナトリウム99%以上の「食塩」「食卓塩」をお勧めします。

私の場合は、クッキング用の軽量カップに、同じくクッキング用の計量機で塩を計って、500mlくらいの生理食塩水を作っていました。使用する水は、市販のミネラルウォーターでして、ひと肌くらいまで電子レンジで加熱してから食塩を投入していました。

やはり後鼻漏がひどい時は、かなりスッキリしましたし、風邪で咽頭の調子が悪い時や春先に花粉症が出た時にも、補助的な手段ではありますが、かなりお世話になっていて咽頭部のスッキリ化に貢献しています。

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