セルフBスポット治療実践編。咽頭綿棒を使い、上咽頭炎症部分へ薬品を塗布する方法とコツ
注意:通常は耳鼻科医が行う行為です。くれぐれも注意して行って下さい。詳細に解説しますが、あくまでも実体験に基づく自己流の方法です。
すべて自己責任にて行う前提で以下をお読み下さい。
咽頭綿棒を使用して薬品と塗布する前に、咽頭綿棒に正しく脱脂綿が巻かれていることを必ず確認して下さい。脱脂綿の巻き方は、別途書いてありますので、そのページを参照して下さい。
では、早速、具体的な方法について説明していきます。
※ちょっと今回は時間の関係で写真がありませんが、時間ができ次第、写真をアップして分かりやすくしていきます。今回は文字だけでご覧になってください。
咽頭綿棒に薬品を浸す
まずは、このページを参考にしていただき、Bスポットで使用すべき薬品を選択して下さい。
入門編でのお勧めの薬品は、リステリン タータデント
紫色の液体でして、塩化亜鉛が含まれています。甘い味がするので、非常に使いやすいです。リステリン タータデントは原液で使用します。
即効性を求める方は、アストリンゴゾール(Astring O Sol)をご用意下さい
塩化亜鉛が含まれている知る人ぞ知る、有名なうがい薬です。
アストリンゴゾールの場合は、原液ではなく、2~4倍くらいに希釈した液体を使用して下さい。※これでもかなりキツいです。
もだえ苦しむ覚悟が既にできている場合は原液を使用してもOK?かもしれませんが、想像を絶する痛みを感じることになります。上咽頭にアストリンゴゾールの原液を付けると、間違いなく患部が焼けただれます。
「Bスポット治療、上咽頭炎特効薬!塩化亜鉛を入手する3つの方法 」のページにも書きましたが、私は以前、原液のアストリンゴゾールでBスポット治療を3回ほどしました。
アストリンゴゾールを浸した炎症のある部分にヒットすると脳天を突き刺すほどの痛みを感じます。この痛みは、まさに上咽頭炎がある証拠なのですが、あまりの痛さから1、2分は動けなくなりました。
その一方で、その後は即座に後鼻漏がストップしましたので、かなり効果が高いのは実感できました。
1つ注意していただきたいのは、原液は両刃の剣です。もし正常な部位に原液のアストリンゴゾールを付けたとしても、粘膜にダメージを与えることになります。ですから、最初はリステリン タータデントを浸した脱脂綿を使用して、上咽頭炎の部位を特定してから原液にチャレンジした方が良いです。
また後鼻漏の苦しさとアストリンゴゾールの原液を使用することによる即効性を天秤にかけて使うようにしてください。
Bスポット治療を行うタイミング、頻度
Bスポット治療を行う際は、食後3時間以上経過している状態でやるのが良いです。嘔吐反応が強い人ですと、満腹の状態でやるのは危険です。
頻度ですが、夜、寝る前に1回。朝、起きた後に1回。1日合計2回やるのが効果的です。
自己Bスポット治療→咽頭綿棒をのどちんこの裏に挿入する
いよいよ咽頭綿棒に付けた脱脂綿をのどちんこの裏に挿入します。
最初は緊張するかもしれませんが、正しい手順でやれば大丈夫です。
咽頭綿棒をねじるようにして、のどちんこの裏に入れる
咽頭綿棒の脱脂綿をどちんこの裏に挿入するのには、コツが入ります。
下手な入れ方ですと「オエー」という嘔吐反応が出てしまいますので、注意して下さい
まず呼吸は、ゆっくり吸って吐くようにしてください。6秒間くらい吸って吐くイメージです。
呼吸で心を落ち着かせるようにして、まず、咽頭綿棒を水平に持ちます。
口をやや大きく開けて、水平にしながら喉ちんこ付近まで咽頭綿棒の先端部を誘導します。
注意:口を最大まで開けてしまうと上咽頭への入り口が狭くなってしまい、脱脂綿を付けた咽頭綿棒が喉ちんこの奥まで入っていきません(非常に入れにくくなってしまいます)やや大きめに開ける程度でOKです。力を入れて口を開け続ける感じではなく、リラックスできるレベルで口を開けておく感じです。
のどちんこの奥に入った時点で、ゆっくり低い声で「あ~~」と、やや喉から声を絞り出すような声を出し続けます。
手首を返して半回転させて上咽頭に入れるようにします。
脱脂綿をのどちんこの奥に入れる
脱脂綿を上咽頭部に入れる際の注意点ですが、垂れ下がっているのどちんこを巻き込まないようにしてください。
つまり、ど真ん中からアプローチすると喉ちんこを巻き込みますので、のどちんこの左右いずれかから入れるようにします。
のどちんこを巻き込むと、脱脂綿を上咽頭部の上の方へ誘導しにくくなるためです。
左か右のどちらかに、うまく脱脂綿を入れることができれば、あとは呼吸をゆっくりしながら、上の方に徐々に挿入していって下さい。
少しずつ探って、患部を発見する
脱脂綿を上の方、左右にずらしながら、患部を探るように当てながら動かしてください。もし炎症部分に脱脂綿が当たると、何か違和感を感じたり、痛い感覚があるはずです。
もしそのような感覚が無ければ、探った後に1度脱脂綿を出してみてください。
もし血液が付いていたら、そこが上咽頭炎の患部である可能性が高いです。
1度目は粘膜をぬぐう。2度目が本番
Bスポット治療をやっても効果が出ない方は、患部への薬品がきちんと塗られていない方なんだと思います。
上咽頭部は常に粘膜で守られています。そして後鼻漏が出ている原因はまさに炎症が起きている患部であり、最も粘膜が作られ続けている場所なんです。
ですから、そんな粘膜や粘液が多く出ている場所に1回だけそこに脱脂綿を当てても、最初は粘膜部分が取れるだけであり、肝心な炎症を起こしている患部まで薬が当たることがほとんどありません。
したがって正しいやり方としては、一番最初は探りつつ患部を特定。
もし炎症を起こしている患部を特定できたら、そこに再度薬品を浸した脱脂綿を当てに行きます。
次回以降は1度目の挿入で粘膜をぬぐいます。1回目の挿入の際にも、脱脂綿を薬品に浸してください。湿っていないとのどちんこの上まで脱脂綿が入っていないからです。1回目の挿入で粘膜をぬぐったら脱脂綿を交換し、2回目の挿入で患部に薬を当てにいきます。
これがBスポット治療を効果的に行う秘訣であると考えています。
ディスカッション
コメント一覧
拝啓
何とか脱脂綿を使わないでリステリンを直接患部に当てるうがいの仕方はありませんか?
毎日薄めたリステリンで鼻うがいし続けたら治るとかないかな?
塗るのは怖いよね
ケーキさん、こんばんは。
鼻うがいですが、生理食塩水以外でやった場合、
鼻粘膜全体に激痛が走り、かなり辛い状態になると思います。
水でさえ痛いので、薄めたリステリンですと想像できない痛さを感じそうです。
むしろ、リステリンオリジナルを原液で上咽頭部に塗った方が良いです。
痛いのですが、うまく患部をリステリンで“焼く”ことができれば、後鼻漏が治まってくる可能性があります。
実際、私は軽減化しましたよ!
やってみました。そんなに辛くないです。少し効いていると思います。とにかく続けます。
jackさん、こんにちは。リステリン原液でも辛くなければ、ぜひ続けてみてください。徐々に効果が出てくるはずです!
効果でてきました。後鼻漏を吐き出す回数がかなり減りました。只、リステリンでは物足りなくなって来ました。アストリンが手に入れば!
5月くらいに風邪をひき、のどの異物感がとれず、CT、胃カメラ、異常なしで。
胃がおかしいかんじもして、食欲不振になったりもしました。ストレスからきているものと診断をされ心療内科を紹介されました。
なんだか行く気になれず、今までなかった鼻水がでてきてのどの上のほうの乾燥感がでてきて息苦しいかんじになってきたんです。
耳鼻咽喉科でレントゲンをとり、蓄膿症ではなさそうと診断をされ、上咽頭炎かもしれませんと言われました。ファイバースコープも行いました。鼻の奥の白っぽいのがありすぎてよく見えないけどとは言われました。。
皆様がいうような、血が出たりとかはないんですが、のどの異物感が5月くらいからずっと続いています。たまに乾燥するようなかんじも…。食欲も通常どおりあります。
今は抗生物質とムコダインとアレルギー点鼻薬をやっています。まだ三日目ですが。。
幹部に直接治療のほうがいいのでしょうか。。難しそうです。リステリン買ってみようと思いますがうがい方法ではあまりよくないですか、、?
ちいさん、こんにちは。
書いて頂いた症状を見た限りですと、私のパターンと似ていますね。
喉の異物感があるというのは、ネバネバしたものが喉に落ちてくるということでしょうか?
上咽頭炎であれば、うがいでは治りませんので、直接薬品を患部に塗布するべきだと思いますよ。
あまり気に過ぎると良くないので、今の状況を受け入れて慣れて頂くと同時に
治療に専念していただければと思います。
ネバっとしたような痰みたいなものが常にひっかかっているのかなぁ?とおもったりもします。鼻をかむことがやめられません。。自律神経をくずすと異物感がでたりするってのも聞いたので、どちらの症状なのかわからず困っています。。
どちらにしても上咽頭炎と診断を受けたのでそちらから直すべきですかね。。気にしないようにしたいのですが、喉に意識が常にいってしまいます。。一週間ほど内服で様子見て治らなければ担当医師に相談すればBスポット治療行ってくれるものでしょうか。
本当に上咽頭炎なのかまだ半信半疑なところもあるのでなかなか怖くて、、長々すみません。
ちいさん、こんばんは。
上咽頭炎って、最初は何の病気か分からなくて不安になりますが、症状を見た限りですと、根本的な原因は喉の奥から、正確に言うと上咽頭部から下りてくる粘液に由来します。
この病気にかかると初めての人は、あまりにも喉の違和感を気にし過ぎてしまうため、自律神経失調症的な感じになるんです。
Bスポットをやってくれる耳鼻科はかなり少ないと思います。おそらく10%程度の耳鼻科だと思いますよ。
ですから、勇気を出して自己治療してみてください。
続けていけば、コメント欄に書いているjackさんみたいに効果が出てくると思いますよ!
症状が出始めてもうすぐ一年になります
最近は糸状のゼラチンの痰が出てきます
その糸状のものが血だったり、茶色を帯びていたり、白色だったりします
このサイトのおかげで気分がずいぶんと楽になりました
ありがとうございます
上咽頭の場所がいまいちわからないのです
何度もトライするせいか、やった後は喉がヒリヒリして痛くなってしまいます
これはやはり場所が悪いのか、何度も塗りすぎているせいでしょうか?
きょんさん、こんばんは。
糸状のゼラチンみたいなやつ出ました!あれは、いかそうめんみたいな感じですよね(笑)
やっぱり慢性上咽頭炎だと思います。
上咽頭の場所は、のどちんこの裏の上3cm~5cmくらいの方です。ですから喉はひりひりしませんよ。
咽頭綿棒を使わないと届かないので、うまく脱脂綿を喉ちんこ裏へ誘導して下さい。
ひろゆきさんこんにちは。
実はBスポット治療のできる耳鼻科を探し、早速行ってきました!
わたしが嘔吐反射がひどくてあんまりちゃんと濡れてないけど慣れていきましょう!笑
って言われたんですが、
塗った直後は少しヒリヒリするようなかんじで数時間して血の付いた鼻水のようなものがでたあと…まったく鼻水がでなくなり鼻をかむことがなくなりました!!!
こんなにも一回で効果がでるなんてびっくりしました!!まだ喉にはりついているような感覚はありますが、これから継続して通ってみて自分でできるようでしたらやろうと思います!これは効果期待大です!ひろゆきさんこの治療を教えていただきありがとうございました!
ちいさん、こんばんは!
Bスポット治療のやっている耳鼻科探せたみたいで良かったですね!
下手に薬を飲むよりも、直接治療が一番です。
ぜひ継続して行ってください!(^^)
はじめまして。
1年ほど前から上咽頭炎が原因と思われる後鼻漏でなやんでおります。
耳鼻科でレントゲンをとっても副鼻腔炎ではなく、鼻と喉の間に違和感が常にあります。
先日ちかくでBスポット治療を行っている耳鼻科にいってきて治療をしてもらったのですが、出血もなく、少しヒリヒリする程度でした。
それ以来はいっておりません。他に何件か耳鼻科を回りましたがなおりませんでした。
でもやはりこのサイトを見たり、色々調べてみると、やっぱり上咽頭炎が原因だと思います。
症状的には鼻と喉の間の違和感、軽い痛み、倦怠感、粘性の強い粘液が喉に降りてくる、口のなかのネバネバ、眠気、肩こり、首こりです。(鼻水はほとんど出ず、鼻もすっきり通っています)あと、小さいころから軽いアレルギー体質です。
そこでこのサイトに記載したあるようにリステリンでセルフBスポット治療を行ったのですが、綿棒を入れると嘔吐しそうになり、出血も確認できません。少しヒリヒリする程度です。おそらく患部に届いていないのだとおもいます。
そこで、しっかり綿棒を患部に届けるこつなどあれば教えて頂けませんでしょうか?
また、塗布する場所ですが、のどちんこの裏側の壁なのか、のどちんこを通り越した奥の壁かどちらかよくわからないのですがどうでしょうか?
わかりにくく、申し訳ありませんがなんとか治したいとおもっています。
回答頂けると、うれしいです。
よろしくお願いします。
かずきさん、こんにちは。
ご返信遅くなりまして申し訳ございません。
Bスポット治療ですが、綿棒を入れるのは、のどちんこの裏の上側です。そのためには、サイトで紹介している「への字」型の特殊な金属の綿棒が必要です。
私はペルテソン式をお勧めします。ペルテソン式は、かなり喉の奥まで入るので、のどちんこの脇をすり抜けるように入れてから、ぐいっとのどちんこ裏の上咽頭部分まで薬品の付いた脱脂綿を当てることができます。のどちんこの根元を0cmとするとそこから4cmくらい上のところまで脱脂綿が当たります。
慣れないと嘔吐反応が強く出てしまいますが、脱脂綿をの喉奥に入れる際には、「う」と「あ」の中間の音を低音で発しながら、綿棒を入れていくと嘔吐反応無く入れてけると思います。
のどちんこは巻き込まないように注意して下さい。のどちんこを巻き込むと、上の方まで当たらないので。ペルテソン式綿棒を入れても、のどちんこは垂れたままが理想です。
頑張って下さいね!
最近ここにたどり着き、遅かったかなーと思っていますが。
ここを参考に、ハルトマン式綿棒でセルフbスポット始めました。最初は、のどぬーる綿棒を使っていましたが。
アストリンゴゾルを塗った日は、炎症が引いていますが、
次の日は、毛布と布団のダストで又炎症を起こしてしまいます。ダストアレルギーと塩化亜鉛治療のイタチごっこです。
アドバイスが欲しいです。
moriさん、こんばんは。すでにセルフBスポット治療をなさっているんですね。
塗った日に炎症が引いているのは、患部に当たっているからだと思います。
アドバイスとしては、Bスポットの頻度を朝起きた直後と夜寝る前の1日2回やることをお勧めします。
毛布と布団のダストが原因と分かっているのであれば、布団用の掃除機でよく吸うと良いと思いますが、あくまでも対処療法ですよね。ダストで炎症が再び起きるということは、アレルギーになりやすい体質になっているという可能性があります。
免疫力を高めるために早く寝る、ヨガ等で体内の気の流れを良くする、ぬるま湯に長く浸かる、食事を野菜中心にしてみる、呼吸法を変えてみる等、試すことをお勧めします。
頑張って完治目指してください!
ひろゆきさん、丁寧な返信ありがとうございます。明日、病院に行き5%と1%の塩化亜鉛をくれるように主治医に頼みます。ハルトマン式綿棒はペンチで折り曲げて、よりのどちんこの上まで届くように曲げています。体質改善は、ここに書いて下さったことは全部実行するようにします。ここのHPがなければ自分で治療するなど決してできませんでした。ありがとうございます。
ひろゆきさん、初めまして。
こういう所に書き込む事が初めてでして、先程名前間違えて場違いな所に書き込んできいてしまいました。失礼いたしました。
私は、慢性上咽頭炎に罹患して25年になりずっと原因がわからず、最近慢性上咽頭炎と診断を受けまして、自分でイート治療をしたり病院でイート治療や整体もお医者様に勧められて行っております。
鼻と口の繋ぎ目めを、通過させて擦過してみたいなと思っていたら、同じく慢性上咽頭炎を患ってらした方からこちらのひろゆきさんのブログを教えて頂き、参考にして手首を半回転させながら低めにあーーと言いながら、やってはみるものの全く入る気配がありません。
小さい所に太めのも押し込む痛さみたいなものを感じ、一向に入っていきません。
手首を半回転させながら、上に押し込むように力を入れて押し込むようにしてよろしいのでしょう?
できましたら、やり方の画像などアップして頂けたら幸いです。
めんどくさい要望申し訳ありません。お手隙の際で大丈夫ですので、よろしくお願いします。
返信頂けたら幸いです。
失礼いたしました。
はじめまして、こんばんは。
Bスポット治療の件ですが、慣れないと難しいですよね
動画がありますので、以下をご覧ください。
https://koubirou.if8x.com/post-435/
よろしくお願い致します^_^
お返事ありがとうございますm(__)m
私、きちんと説明が出来ていませんでした。
ペルテソンで擦過の事を言いました。
鼻と口の繋ぎ目の壁が、ひろゆきさんの説明を元にやってみるのですが、手首を半回転させながら結構、力を入れて押し上げる感じで通過させるのかなと疑問でして、こちらもやり方の動画などがありましたら、非常に助かるなと思いますm(__)m
とても、めんどくさい要望すみません。
どうしても鼻と口の繋ぎ目の鼻側の下の方が気になりまして先生にお願いしてもやって頂ける気配がないので、やってみたいのですm(__)m